お客様に自宅サロンは怖い・行きたくないと思われるのは、どのような理由があるからなのでしょうか。
実は自宅サロンだからこそ行きたくないと思われてしまう理由があるのです。
また、サロンオーナー側も自宅サロンを怖いと思う点もあります。
そのため初めて開業される場合は、自宅サロン以外の方法をおすすめしています。
本記事では、自宅サロンは怖い・行きたくないと思われる理由をお客様とオーナーの両方の目線で理由を紹介します。
さらに、初めての開業に適している方法も解説するのでぜひ参考にしてください。
目次
自宅サロンは怖い・行きたくないと思われる理由7つ
お客様が自宅サロンは怖い・行きたくないと思われる理由は、主に以下の7つです。
自宅サロンを開業する際、お客様が感じる不安には様々な理由があります。
密室で1対1の状況で不安だから
通常、自宅サロンでは施術中に他のお客様がいないため、密室で1対1の状況になります。
これがお客様にとって、逃げ場がなくて万が一の際に助けが来ないという不安を感じさせます。
高額な料金請求や強引な勧誘をされるかもしれないから
自宅サロンは個人が運営していることから、お客様は料金設定や運営方法がしっかりと定められているのか不安がってしまいます。
その結果、自宅サロンは高額な料金を請求されたり、強引にサービスや商品を勧誘されたりするのではと疑ってしまいがちなのです。
趣味の延長なのではないかと疑ってしまうから
自宅サロンは個人経営が多いため、プロフェッショナルではなく趣味の延長で行われているのではないかと疑われることがあります。
その結果、施術や接客の質が低いのではと疑われ、行きたくないと思われてしまうのです。
同居人や家族からの干渉がないか不安だから
自宅サロンに家族や同居人がいる場合、施術中に干渉されるのではないかという不安を感じるお客様がいます。
実際にお手洗いに行った際に同居人に出くわしてしまい、不快な思いをしたという方がいらっしゃいます。
他にも、別室にいる家族が騒いでしまって、クレームにつながるということもありました。
トラブル時の対応が曖昧そうだから
自宅サロンは個人が運営している関係で、トラブルが発生した場合に適切に対応してもらえるか不安を感じるお客様もいます。
料金設定や予約、接客などでトラブルが起きても、なにも対処されないのではと考えて、自宅サロンを避けてしまうのです。
サロンの雰囲気や清潔感が把握しにくいから
自宅サロンは店舗型サロンと違い、お客様にとって外観や内装が事前に分かりにくいことがあります。
その結果、サロンの雰囲気や清潔感を把握できないと、お客様は本当に気持ちよく施術してもらえるのか不安を感じるでしょう。
スタッフや施術内容に関する情報が少ないから
自宅サロンはスタッフや施術内容の詳細な情報が少なくなりがちで、お客様は不安を感じてしまいます。
情報が不明確なサロンには行きたくないと感じる人が多いでしょう。
お客様の自宅サロンへの不安を解消する方法
お客様の自宅サロンへの不安を解消する方法は、主に以下の7つです。
上記を実践して、お客様にとって魅力的なサロンを作りましょう。
サロンやスタッフの情報をSNSやホームページで公開する
お客様が自宅サロンに対して不安を感じないように、SNSやホームページなどを活用してサロンやスタッフの詳細情報を公開しましょう。
例えば、サロンの内装や外装はもちろん、施術者のプロフィールや資格、経験などを具体的に掲載すれば、信頼性を高められます。
また、SNSで施術の様子やサロン内の写真を公開すれば、お客様に安心感を与えられるうえ、集客につながる可能性もあります。
料金やメニューを明確に提示する
お客様の不安解消のためには、料金やメニューを明確に提示することが重要です。
基本料金はもちろん、オプションなどもしっかりと明記しましょう。
また、初回カウンセリングの際に料金や施術内容について改めて説明すると、お客様の納得感が増して信頼を得ることができます。
利用者の良いレビューや口コミを集める
お客様の信頼を勝ち得るために、良いレビューや口コミを積極的に集めるようにしましょう。
信頼性の高い高評価のレビューや口コミがあれば、新規のお客様も安心してサロンを利用しようと思えます。
そのような状況を目指すために、施術後のお客様にレビューや口コミを書いてもらうよう必ずお願いしましょう。
また、レビューを書いてくれたら、割引クーポンを渡すなどすれば、さらにレビューを集めやすくなります。
ポジティブなフィードバックが集まれば、サロンの信頼性が向上するうえ、新規集客にも繋がります。
問い合わせに対して迅速かつ丁寧に対応する
お客様からの問い合わせに迅速かつ丁寧に対応することも、信頼を築くために重要です。
また、よくある質問をまとめたFAQをホームページなどに掲載するのもよいでしょう。
お客様もわざわざサロンに質問したいとは思わないので、自分で疑問を解決できるように工夫すれば、サロン側もお客様側も便利です。
生活感を感じさせない綺麗な室内にする
自宅サロンをする部屋は、生活感を感じさせない綺麗な室内を保つことが重要です。
お客様がリラックスできる環境を整えれば、満足度が高くなって、また行きたいと思うリピーターを増やせるでしょう。
また、自宅サロンとは思えない室内であれば、新規集客の増加にもつながります。
綺麗な内装を整えるだけでなく、定期的に清掃を行って清潔に保つことも大切です。
使うスペースをサロンとプライベートで完全に分ける
自宅サロンをする際は、サロン用とプライベート用のスペースを完全に分けましょう。
お客様が生活感を感じたり、同居人と遭遇したりすると、不快に思ってしまう可能性があります。
仕切りで分けるのではなく、部屋ごと別のスペースにするようにしましょう。
トラブル時の対応をあらかじめ明確にしておく
トラブル時の対応方針をあらかじめ明確にし、事前にお客様に伝えたり、ホームページに明記したりすることが重要です。
例えば、キャンセルポリシーや禁止事項などが挙げられます。
そのような内容が記載されていることで、お客様に安心感を与えるうえ、実際にトラブルが起きた時に迅速に対応可能です。
結果、お客様の信頼を得ることができます。
自宅サロンを成功させるためのポイント
自宅サロンを成功させるためには、以下のようなポイントを押さえることが大切です。
自宅サロンの成功のためには、さまざまなポイントを抑える必要があります。
とはいえ、具体的にどうすればいいか迷ってしまう方もいるでしょう。
自宅サロンを少しでもうまくいかせたいという方は、一般社団法人日本スキンケア協会のメンバーになるのがおすすめです。
成功するサロンと失敗するサロンの法則や人気セラピストになる方法など、非常に有益なノウハウをたったの月500円で学べます。
他のセラピストとの交流ができる点も魅力です。
\成功するサロンの法則が学べる/
サロンオーナーが自宅サロンを怖いと思う理由
サロンオーナー側が自宅サロンを怖いと思う理由は、主に以下の3つです。
自宅に不特定多数のお客様を呼ぶ点から、どうしても不安が出てきてしまいます。
プライベートな情報を知られてしまう
自宅サロンを運営していると、プライベートな情報が顧客に知られてしまうのが懸念点です。
例えば、住所はもちろん、家族構成や生活スタイルなどの個人情報が漏れるリスクがあります。
とはいえ、すべてを隠してしまうと、お客様の信頼を得ることは難しいでしょう。
自宅や同居人などのセキュリティを確保する工夫をしながら、どこまでの情報を公開するかを慎重に検討する必要があります。
クレーマーなど変なお客様が来る可能性がある
自宅サロンのようなお客様との距離が近くなる業態だと、クレーマーや変なお客様が来てしまう可能性もあります。
例えば、不当な値引きや要求をしてきたりなどが挙げられます。
実際に自宅サロンに来た変なお客様を以下の記事で紹介しているので、気になる方は参考にしてください。
事前に明確なサービス内容と規約を設定し、トラブルが発生した場合には冷静かつ迅速に対応することが重要です。
また、信頼できる顧客層をターゲットにすることで、このリスクを軽減することもできます。
セキュリティ面での不安がある
自宅サロンでは、セキュリティ面での不安も大きな課題です。
自宅という私的な空間に不特定多数のお客様を招くので、盗難や破損、さらには人身の危険といったセキュリティリスクが増大します。
防犯カメラの設置やお客様の身元の事前確認などをして対策するとよいでしょう。
また、施術中に一人にならないよう、同居人やスタッフがいる時間帯に予約を設定するのもセキュリティ対策として有効です。
初めての開業ならシェアサロンがおすすめ
初めての開業を考えている方であれば、まずシェアサロンでのスタートをおすすめします。
シェアサロンとは、複数の施術者がスペースを共有して運営する形式です。
自宅サロンと比べると、以下のようなメリットがあります。
まずはシェアサロンで開業し、固定のお客様がついてきたら、自宅サロンや物件を別途借りて運営すれば、リスクを最大限低くして事業を展開していけます。
また、1時間いくらという時間制のシェアサロンなら、すぐに利用をやめることができて便利です。
実際にネイル専用シェアサロンMieuxはたった1時間990円(税込)で利用できるうえ、15分単位での予約ができるので、費用の無駄がほぼありません。
初めての開業で不安がある方は、まずはシェアサロンからスタートし、徐々に経験を積んでから自分のサロンを持つようにすると良いでしょう。
自宅サロンに行きたくない理由を把握して最適な方法で開業しよう
自宅サロンにお客様が行きたくない理由をあらかじめ把握し、それに対応して開業すれば、成功確率を少しでも高めることができます。
本記事で紹介した行きたくない理由と対策を、ぜひ参考にしてください。
とはいえ、自宅サロンはどうしても一般的な店舗のサロンに比べて考慮するポイントが増えてしまいます。
もし自宅サロンでの開業が難しそうだなと思うなら、まずはシェアサロンを利用してみるのも1つの手です。
シェアサロンなら、金銭リスクを抑えて開業できるので初めての独立・開業の方に非常におすすめできます。