シェアサロンの利用を考えているけれど、トラブルが心配ではないでしょうか。
実際、シェアサロンを利用していると、契約トラブルや金銭トラブルなどが起こる可能性はあります。
本記事では、シェアサロンで起こるかもしれないトラブル事例と、その防ぎ方について詳しく解説します。
さらに、契約書でチェックするべきポイントやトラブル発生時の対処法についても説明しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
シェアサロンで起こるかもしれないトラブル例
シェアサロンで起こる可能性があるトラブル例を、以下の4つの視点から解説します。
それぞれシェアサロンならではのトラブルがあります。
契約トラブル
シェアサロン利用時、契約トラブルが起きる可能性があります。
主に契約内容の不明瞭さや双方の理解不足が原因でトラブルが発生してしまうのです。
例えば、契約期間が決まっていて更新手続きが必要にもかかわらず、そのことを知らず施術場所に困ったという事例がありました。
また、利用可能時間の認識相違があり、シェアサロンを使いたいときに使えなかったという事例もあります。
利用規約や契約内容を読み込んでおくことは非常に大切です。
金銭トラブル
金銭トラブルは、シェアサロンの利用において起きがちなトラブルです。
例えば、利用料の支払い方法や決済タイミング、売上歩合の割合などの認識相違などがあります。
特に、シェアサロンの利用料については確認しておきましょう。
基本料金はもちろん、売上歩合制なのか、ロッカーや備品の利用には別途料金がかかるのかなど細かくチェックするのが大切です。
また、契約書がある場合は、書面の内容をしっかり見ておきましょう。
お客様とのトラブル
お客様とのトラブルもシェアサロンで働く際に注意すべき点です。
例えば、情報伝達ができておらず、お客様が個室サロンだと思って来店した結果、他に人がいるのを見てクレームにつながったという事例がありました。
また、シェアサロンの備品の場所や使い方などを事前に確認しておらず、施術当日に慌ててお客様を不安にさせてしまうということもあります。
同業者とのトラブル
シェアサロンでは、同業者とのトラブルもあります。
例えば、何度も利用時間を超過されてスペースが使えなかったり、備品をずっと占有されて使えなかったりなどがあります。
シェアサロンの利用規約を守るとともに、他の人も使う可能性があることを意識して利用するようにしましょう。
また、備品などが使えないリスクも考えて、持っていける範囲で自分の備品を用意しておくとよいです。
シェアサロンでのトラブルを未然に防ぐ方法
シェアサロンでのトラブルを未然に防ぐ方法は、主に以下の3つです。
上記を意識すれば、トラブルを最大限減らせます。
利用規約を読み込む
シェアサロンを利用する際、まずは利用規約をしっかり読み込むことが重要です。
利用規約には、サロンのルールや利用者の義務が明記されており、内容を入念に理解すればトラブルを未然に防げます。
規約を読まずに利用し始めると、後になって認識齟齬などから不都合が生じるかもしれないので、必ず事前に確認しましょう。
事前に予約状況を確認する
シェアサロンの予約状況を事前に確認することも大切です。
あまりに混雑しているシェアサロンだと、希望の時間帯に利用できないケースが頻発するかもしれません。
結果、お客様との予定もなかなか合わず、新規のお客様を取り逃してしまう可能性があります。
予約は余裕をもって取るか、毎月決まった時間をあらかじめ営業時間として予約しておくとよいでしょう。
まとめて予約したり、毎月一定の時間以上を予約したりすれば、利用料金が割引される場合もあるのでお得です。
契約書を結んでから利用する
シェアサロンの利用でトラブルがどうしても心配なら、契約書を結ぶとよいでしょう。
契約書には利用条件や利用料金、解約条件などが明記されています。
それらの情報をサロン側と互いに認識統一しておけば、トラブルが起きにくくなるでしょう。
トラブルが起きたときの対応も明確になります。
シェアサロンの契約書でチェックするべきポイント
シェアサロンで契約書を結ぶとなった場合は、以下の3点は特に確認しておきましょう。
上記の認識が曖昧だと、利用後にトラブルにつながりかねません。
契約期間・更新の方法
シェアサロンの契約書で最も重要なポイントの一つは契約期間と更新の方法です。
契約期間が明確に定められていないと、いつまでシェアサロンを使っていいのか曖昧になってしまいます。
また、契約は自動更新なのか、それとも更新手続きを都度しなければいけないのかも確認しておきましょう。
これらを確認しないと、いつの間にか契約期間が終了しており、予約が取れなくなってしまうかもしれません。
もしお客様の予約をすでに取っている状態だと、最悪キャンセルや日時変更を余儀なくされてご迷惑をかけてしまう可能性も考えられます。
契約期間や更新方法はしっかり確認しておきましょう。
利用料
利用料金の詳細もしっかり確認すべき事項です。
利用料金については、具体的に以下のような内容をチェックしておきましょう。
- 料金体系は時間制・月額制・月額制+歩合制のどれか
- 支払い期限はいつなのか
- 支払い方法はなにがあるのか
- オプション料金がかかる備品や設備はあるか
- 予約のキャンセル料はかかるのか
利用料について不明点があったら、利用前に必ず解消しておきましょう。
解約・契約解除の方法
解約や契約解除の方法についても、契約書で確認しておきましょう。
解約まで時間がかかったり、違約金が発生したりする場合があるからです。
解約の手順を把握していないと、希望のタイミングで利用をやめたくてもやめられなくなるかもしれません。
シェアサロンでトラブルが発生した時の対処法
シェアサロンでトラブルが発生した場合、まずは契約書に基づいて対処することが基本です。
契約書には、トラブルが発生した場合の解決方法や責任の所在が記載されているはずです。
まずは契約書の内容を確認し、次にシェアサロンの運営者と話し合いをしましょう。
契約書を交わしていなければ、シェアサロンの運営者にすぐに連絡してください。
どうしても折り合いがつかなければ、第三者を挟んで対処するほかありません。
前提として、そもそもトラブルが起こらないようにすることが大切です。
シェアサロンのトラブルを未然に防いで安心して利用しよう
シェアサロンのトラブルを未然に防ぐためには、利用規約をしっかり読み込むことが最重要です。
疑問点があれば、シェアサロンの運営者に必ず質問して、認識統一できたら利用開始しましょう。